私が（うっかり）OLをしていた時、
外回りをしている営業さんから電話を受けました。
その日は締め切り日で、今日この契約を計上しないと、
その人の昇級に関わると言う、ギリギリの1件だったんですね。
それが取れたという電話で、本当に良かったなと思って
「おめでとうございます！」と電話口でお祝いを伝えたんです。
そうしたら電話口で大きなため息が。
どうしたんだろう？と思っていたら、営業さんがこう言いました。
「石原さんはいつも気楽でいいね！何も考えなくていいでしょ」
と。
私はその頃、ミスばかりをしていて、売上報告の誤差を
毎月１００万円単位で出すミラクルをやらかしてました(笑)
病は気からを地でいっていたので、気を病みすぎて
特発性血小板減少紫斑病を患い、数値が1.1万まで減少。
平均は13万以上だというのに。
主治医に「仕事辞めるか、命を取るか」と言われるほど
憔悴していたんです。
その頃私は、趣味で舞台を見に行っていました。
ちょうどその頃、大好きな俳優さんの卒業公演だったので、
気合いを入れて行けるだけ東京公演を取って見に行ったのですが。
全然楽しくないという重症っぷり。
でも、人から見ると「元気そう」「幸せそう」「楽しそう」と。
なんだったら、何の苦労もせずのほほんとしてそうと言われます。
結局会社を辞める時も、直属の女性リーダーに
「そんなに追いつめられているとは思わなかった」と泣かれました。
こんなにツラい思いをしていて、
仕事を辞めなくちゃ行けないほど憔悴しているのに、
まったくそう思われてなかった！
当時は、自分にウソをついて損をしているな、と
自分のことを思っていました。
でも今は、自分にはどんなにしんどいと思っていても
人にはそれが分からなくて、良かったなと思っています。
まだまだ若輩者の私ですが、
いじめ・仕事ができない・難病・身内の死・会社経営と、
結構色々な事態に直面してきました。
お客さんのクレームもあったし、
某巨大掲示板への悪口書き込みもあったし。
だからね、傷ついてないわけじゃないんですよ。
でも、それが表に出ていないっていうことは
実はすごく良いことだと、今は心底思います。
だって、苦労やしんどい所って、人にあえてバレなくて良いものですよね。
私、苦労してます。
って相手に顔を見てすぐに分かって欲しいですか？
私は全然分かって欲しくありません。
中には、それを感じる方もいると思いますが、
私の「大変と感じた」部分を、初見で察する人はほとんどいません。
見せないで済むなら、見せないままでいいものです。
人にどう見られるか？というのは、結構気にする所だと思います。
でも、過剰に不幸そうに見られたり、過剰に幸せそうに見られたり
というのは「相手の見え方」です。
私たちがコントロール出来るものではありません。
だからこそ、相手が勝手に幸せそうだとか、お金持ちそうとか、
力が強そうとか、冷たそうとか、厳しそうとか、優しそうとか、
思っているならご自由にどうぞ♪です。
もちろん！
時と場合によっては、否定しなければいけないときも
あると思います。
そう言うときは、正当な主張や対応をすればいいだけです。
それ以外はね、正直そんな人相手にしないで
自分の気分の良さにフォーカスをして過ごしていきましょう♪
それでもどうしても人の評価を気にしてしまう、と言う方は
その癖を少しでも手放せるような行動をしてみませんか？
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