かつて「国民の祝日」は「祝祭日」と呼ばれていました。
これは、皇室や日本の伝統文化に基づいたお祭りの日や
お祝いの日のことを指している日です。
かつては、皇室の祭典を、私たち国民も
一緒にお祝いしていたのです。
しかし、昭和23年(1948年)に作られた
「国民の祝日に関する法律」で名称が
ガラッと変わってしまいました。
これは天皇陛下と国民の結びつきが
強くなることや、日本の「祈りの力」を
遅れていたGHQが、戦後に「祝祭日」を
なくそうとしたのがその原因です。
日本側は、なんとかこれを残そうとして
祝祭日の「呼び方を変えて」今日に至っています。
ただ単に「休みだばんざーい!」ではなく
その祝日の1つ1つに意味があるのです。
昔の祭日の基本は「お祭り」
主要な祝日と祝祭日を照らし合わせてみましょう。
祝祭日名 | 日付 | 祝祭日名(宮中祭祀) |
元旦 | 1月1日 | 四方節 |
建国記念日 | 2月11日 | 紀元節祭 |
天皇誕生日 | 2月23日 | 今上天皇誕生日 |
春分の日 | 3月19日〜21日 | 春季皇霊祭 |
昭和の日 | 4月29日 | 昭和天皇誕生日 |
秋分の日 | 9月22日〜24日 | 秋季皇霊祭 |
文化の日 | 11月3日 | 明治天皇誕生日 |
勤労感謝の日 | 11月23日 | 新嘗(にいなめ)祭 |
縁起の良い暦について
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皇紀について
皇紀とは、
初代天皇である神武天皇が
即位したとされる年を
元年とする日本の紀年法です。
日本では明治5年(1872年)に
神武天皇即位紀元を制定するまでは、
紀年法として元号や干支を使用していました。
しかし、西洋に倣って
暦法を太陰太陽暦から、太陽暦に
改暦をしたことで
神武天皇御即位を起源とする
神武天皇即位紀元が制定されました。
現在では
皇紀は、第二次世界大戦敗戦後の
昭和23年・1948年に廃止されたため
ほとんど使われていません。
暦に関しては
いくつも言いたいことがあるのですが
ひとまずおいておいて。
年号と西暦と皇紀をまとめました。
年号 | 西暦 | 皇紀 |
紀元前660年 | 皇紀元年 | |
令和3年 | 2021年 | 2681年 |
令和4年 | 2022年 | 2682年 |
令和5年 | 2023年 | 2683年 |
令和6年 | 2024年 | 2684年 |
令和7年 | 2025年 | 2685年 |
令和8年 | 2026年 | 2686年 |
令和9年 | 2027年 | 2687年 |
令和10年 | 2028年 | 2688年 |
令和11年 | 2029年 | 2689年 |
令和12年 | 2030年 | 2690年 |
令和13年 | 2031年 | 2691年 |
令和14年 | 2032年 | 2692年 |